ひとつがい

一揃いの欠けの無いかわいらしいものを
一人きりの私は順番に平等に消費する


眠たい時に寝て、
自然と身体の循環に振り回されつつ、
思い出したように歌を歌い、
僅かなお金と疲労を頂いたり消費したり。
そんな日々です。
瞬きのように月日が過ぎるので驚きます。
驚きます…。


暑さに恐ろしく弱いので、
楽しげな誘惑もたくさんあるにはあるのですが、
結局は部屋で猫を撫でているのがしあわせですね!
うつらうつら昼寝する私の足首を猫が枕にしていたりすると、
これ以上無いよろこびを感じます。
しあわせは子猫のかたち、ですからね!
(うちの猫はもう子どもではないが)



たいせつなものは
一番(ひとつがい、)の
正しい場所に。
なくしたものは、
あるべき空白に。
開いて、閉じて、
おぼろ気な夢のこちらをたゆとう。