最近の読書


ここ数週間、図書室が閉まってて借りられなかったので久々に。
まぁその間も読んで無いワケじゃあないんですが、
書きたくないものは書かないので…ジャンルによっては?


ネバーランド

ネバーランド

文庫を買った気がしていたのに見当たらないので借りてみました。
恩田陸は凄いなぁと毎回思うのですが。
キャラクターがとても作りこまれてるなぁと。
人間って多面的で、見えてる部分が全てじゃなくて、
そういうところが自然に表現されてるから感情移入しやすい。
小説家になるとしたら、こんな文章を書ける人がいい!
と思うような作家です。恩田氏は。
男子校の寮での話です。青春。
実際に寮生活をしていた人の話を聞いたら、
あまりに美しくないので参考にしなかったそうですよ(笑


ドリームバスター2

ドリームバスター2

この前1巻を読んだ時に書いたっけ…?
2巻は読んだかどうか定かじゃなかったんですが、
読んだら思い出しました。ちゃんと読んでた^^;
100%の悪人はいなくて、
弱点の無い人間もいなくて、
だから難しいし面白いなぁと思わされます。
3巻、もう出てるんですね。数ヶ月前に。
とても気になるところで終わっているので早速読みたいです。
金銭的に余裕があれば買うのに。くそぅ。


ハッピー・ボーイ

ハッピー・ボーイ

表紙の可愛らしいこちら。
これも既読でしたが、
わざわざ図書室にリクエストして購入していただきました。
この作家の作品ではスターガールを持っています。
それがとても好きで。変な話ですが。
で。ハッピーボーイ。
原題は『LOSER』だそうです。負け犬、とかそういう意味合いで。
幸せって比較でも客観でもなく、
あくまで自分自身がどう捉えるかで決まるものだなと思う作品です。
主人公ジンコフは周りから見れば負け犬以外のなにものでもなくて、
けれど本人は誰よりも幸せに生きている。
逆だってそうじゃないですか?
周りから見れば恵まれた人間でも、
本人はどこか空虚で不幸だと思ってるような例、ありますよね。
文章自体は簡単で読みやすいですが考えさせられる一本。



最近回りでラップ音やら奇怪な声やら聞こえるんですが疲れでしょうか…
ホラーは好きですが信じてるわけではない雨条でした。