ごめんなさい


もう駄目です。


昨年の夏に友人を亡くしてから
本当にたくさんのことを考えました。
生きることと死ぬこと。
答えなんて何ひとつ見つからなくて、
それでも私の中で変化していくものがあった。
「死ね」だとか「殺す」だとか「死にたい」だとか
たとえ冗談でも、軽々しく口になんてできない。
大切にしたいもの
忘れたくないもの
してはいけないこと
自分のすべきこと
薄ぼんやりとでもその形が作られていくのは
とても尊くて当たり前のことで、
のんびりと好き勝手に過ごしながらも
こうありたいという理想は消えなかった。
そんな風に生きられるかはわからないけれど
最低限の、人間として目指せる部分だけは
踏み越えないようにしたいなぁと思いました。


でももう駄目だよ。
自分ばかり悲劇の主人公ぶった不幸上手が
どれほど愚かしいか、
その愚かしい姿を平気で晒してきた私は知ってる。
自分がどれだけ恵まれているか
それを理解せずに生きることがどんなに恥ずべきことか。
それでももう、駄目だ。
もうできないよ。
死んでしまった彼女や
今も彼女を思っている人に
向ける顔が無い。
ごめんなさい。
もう、死んでしまいたい。