今更ですが、


世界の中心で、愛をさけぶ』を読みました。
あーあ、読まなければよかった。
いえ、とても良い本でしたけれどね。


流行というのが嫌いなのです。
そんなの、業界の都合で作られるものでしょう?
売り上げのために都合よく誂えられたものに、
僕は踊らされたくないから。
だから偶々自分の好きだったものが流行ってしまったりすると、
なんとなく飽きてしまったりすることもあります。
本当に良いものならば大衆に認められなくてもいいじゃない、なんて。
これが自分自身のこととなると、
出来るなら全ての人間に許されたいと思ってしまうから我儘ですよねぇ。


馬鹿は嫌いです、とつい言ってしまいます。
自分のことは棚に上げて辛辣な口だなぁと思います。
言うだけはタダですから、
「だって僕は賢いでしょう?」なんて平気で嘯いたりもします。
そもそも馬鹿の基準ってなんでしょうか。
それが比較で決まるのだとすれば、
この言葉を考えた人間は心の貧しい人だったに違いありません。
他人が自分よりも劣っていると信じなければ自尊心を保てない。
けれど人間はみんなそんなものかもしれません。
僕が誰かを心底軽蔑する気持ちは、
僕自身の人間性を貶めているだけなのかも。


無関係の人間ならばよかった。
気にすることなく忘れていくだけの他人ならば。
きっと歯痒いのだと思う。
相手を卑下すると同時に心配せずにはいられない。
でも敢えて口に出すことで、或いは書き表すことで、
吹っ切らなくてはいけない思いもあるでしょう。
もう関らない。二度と。
かつて相手から渡された言葉を、密やかに返します。
「さよなら。」


こんなことを書くつもりではなかったのに…^^;
まぁ毎回頭の悪さを露呈する恥ずかしい文章しか書いてませんから、
今更気にしても始まりませんね。
ところで自虐的な文章は見ていて反吐が出ます。
以後気を付けます。