2006-08-16 海へ words いずれ終わる未来なら 来なければいいと願った 明けない夜と朝との狭間の ほの暗い蒼の世界で 手を伸ばしたらなら 届くんだろうか 簡単に手折られる花のように 掴んで閉じ込めてしまえると? 答えて、 するすると ほどけるように のがれてゆく うみのそこ 置いて行かないでと 願った小さな僕が 足元を撫で掬う波と 彼方をたゆたうように