2006-10-14 ■ words 駆け抜けた 降り積もる遺灰を振り払い 叫ぶ 誰か、助けて 無音の世界 泣いていた 涙の跡の乾かぬうちに 頬を濡らしたのは 一体だあれ? 褪せた 思い出の色を忘れない そう思った あの日をもう思い出せずに ごめんね、 いつだってひとりで生きてきた 誰もが寂しさを握り潰しながら 認めたくないだなんて頑なになる程 その深さと暗さを思い知るのに 汚い大人に蹂躙された夢を 抱えこんで逃げた路地裏に 子猫のように蹲って ねぇ、 冷たくなってく手足を温めてよ 凍えて死んでしまうその前に (10/26)