あたたかいのはゆめばかり。


するする
ほどけて、
零れ落ちた
後ろ姿を追いかける
どこへゆくの。
おいていかないで。


眠りから醒めるその一瞬だけ愛して


さらさら
ながれて、
掻き消えた
刻んだはずの名前さえ
どうしてかな。
忘れてしまわないで。


無意味だと笑い飛ばしたその刹那だけ信じて


報われないことの多さを
憎んで泣いた日を
大切に大切に
いつかきっと形作れるよ、
君だけの明日が来るから。


まどろんだ想いの終わりを
いつだって望んでた