ゲルダ


流れてく星の軌跡を辿る
足下はただ白く
赤い雫のよく映えて
立ち止まるあなたの背中は遠かった
願いをかけて


滲む色のその先を
私が知ることなど無い
永遠に褪せることなく響けよ、
笑う天使たちの疵よ


墜落する光
いつか塵となり燃え尽きて
翳り無く闇に染まる夜空を
待っていたの?
この雪景色を
血に塗れた両の手のひらも
二度と目に映さぬよう


笑っていて
振り向かず
あなたは正しいと
信じて、いさせて