memo

春なんて来なければいい

仕方ないなんて、言わないで。 怖い。苦しい。 泣きたいような気持ちになって、でも綺麗な涙なんて流せそうになかったから我慢して布団に潜り込んだ。温かさと優しさはとても間違いやすい。目を瞑って時計の針の音を数えているうち、なんとか眠れそうな気が…

耳で思って

ってブログペットのゆきちゃんが言ってた。 これは深い言葉だなぁ。 今日も熱帯夜、じんわり汗をかきつつ ペットボトルに詰めた麦茶を舐めて ディスプレイの向こうに無数の夢を描きます。 ああ、なんか世界にはたくさんのひとがいて 今この瞬間にも数え切れ…

果ての庭

静寂が漂う。 乾いた風と砂の海と、 灰色の空だけが世界に満ちていた。 流れ着く、命と無機物の残骸。 明けない夜と沈まない太陽。 水平線だけを眺めながら幾年月が過ぎただろうか。 こうして世界の最果てで膝を抱えている自分も いずれ砂の海に還る日がある…

決意表明

気持ち悪いので隠しました(17:30)

沖縄へ一人旅したいと 将来は是非住んでみたいと 言い続けてそろそろ丸一年。 親は馬鹿にし、時に蔑むけれど 結構本気だったりして、 未だに僕が全日制を辞めたことを 親は根に持っているというか 時に屑扱いもされるくらいで 僕は別に負けただなんて思って…

あぁ、

やるせなさに憤るほど、 哀しく愛しい言葉に惹かれる。 あぁ、どうか逝かないで。

言葉の有限を知る

自分の語彙の少なさには敢えて目を向けないことにする。夜な夜な思うのは、人の言葉への依存。何をするにも、言葉が無くては出来ないのだ、人間は。なのにとめどなく湧き上がる衝動を、僕は言葉にすることが出来ない。世界中のどんな言語を以ってしても、き…

テレビの話

あまり好きではないので一人でいる時は点けない。テレビ。 けれど夜になるとつい背景の一つとして必要を感じてしまう。テレビ。 なんでなのか考えてみた。 昼間は頼まなくても音に溢れている。 鳥の声とか。通り過ぎる自転車とか。道路で遊んでる幼稚園児と…

儚き幸福論

上手い具合に誰も悲しまないハッピーエンドなんか見ると、 誰しもなんとなく苛々しませんか。 逆にとても気分がいい人もいるかもしれないけど、 それって現実に在り得ないからじゃないですか。 前者でも多分、同じ理由で。 喜劇よりも悲劇に惹かれてしまう。…

命のはかなさを知る。

またか、と思う。手馴れた動作で処理を始めながら、胸を支配するのは恐怖だった。謂れの無い申し訳なさと、ほんの少しの哀惜、そして一番大きいのが恐怖。自分は恩知らずだ。あんなにも愛し慈しんだものにも関らず、最期に思うのが恐怖だなんて。 一度死に魅…

夜遊び

ゴミ捨ては収集日の前日の夜にする。夜間のゴミ出しは本当は駄目なのだけれど、早起きするのが嫌なのだ。うっかりマンションの住民と顔を合わせると気まずかったりするので、いつも物陰に隠れながら収集場所に向かう。傍目に見ると怪しい。 夜中に出歩くのが…

独白

言葉に出さなければこの想いさえ霞んでゆくようで、 だから僕は何度でも叫ぶように呟くことしか出来ずに。 「愛してる」 この胸を支配する想いを表すだけの言葉など知りもしないのに、 「愛している」 けれど他に伝える術を持たない不器用な僕は、 「愛してるよ、…

小さい頃から自分が子供だと認めるのは嫌だった。子供扱いされて怒るのはつまり子供だからなのだけど、それがわからないからやっぱり子供だったと思う。今の自分が大人になったかと言えばそれもまた難しいところで、歳の上ではまだ17だしケツの青いガキもい…

はてなって、

(すいません今25日ですけど同日に何度も書きすぎなので明いていた前日分とします。 いつ書いても差し障りの無い内容かと思いますので。) にしてもおもしろいですね、はてな。 キーワードが自動リンクで色々繋がってくわけですけど、 短い単語ですと意図しな…

白昼夢

気付いたら君はもう死んでいた。 人はどうしてこうも自分勝手なのだろうと思う。 それはきっと本能というやつで、 抑えようと足掻いてもかなわないものだろうと自分を納得させるけれど。 けれどわかっている。 人類すべてがそうなのだということにして、 醜…

ホントにこりゃメモだ。

「感情に名前は必要だろうか。」 いやですよ、そんな恋人同士じゃあるまいし。 だって可笑しいじゃないですか、 まるで愛し合っているみたいに。 そうして俺はお前に接吻けることも出来ずに、 ただ貪るようにその躯を抱くだけで。 これではまるで空腹を満たし…

そしてまためもめも。

見渡せばあの頃のままの景色がそこにある。けれどそれは、決定的な違いを以って私の目に映っていた。似つかわしくない寂寥の想いが去来する。自嘲の笑みを抑えることは出来なかった。本当に、なんて不似合いな感情だろう。今になって、悲しい、等と。感傷的…

めもめも。

「愛している」と口に出して言える幸福と。呟いた言葉が白く濁っては空へとけていく景色はひどく儚げで美しいと思う。今この時を同じ空の下で生きていること、たとえ出会うことはなくても同じ言葉を唄い続けられること、大切に思う気持ち、そのすべてに感謝を…

明日を想い

人の一生は後悔の積み重ねで形作られる。あの時ああしていたら、もしこうなっていたら、もっと素晴らしい今があったのではないか。例え満ち足りた結果を得たとしても、それより大きな成功が在り得たかもしれない。それは逆に、失敗ばかりの毎日ですら凌駕す…

時には昔を想い。

ふと過ぎったのはいつの記憶だったか。 見慣れているはずの後姿がひどく寂しげで、掛ける言葉も見つけられない自分が歯がゆくて。いつまでも佇んでいるだけの彼の数歩後ろで、ただこちらを振り返ってくれるまでずっと待っていることしか出来なかった。彼の背…